滋賀県大津市で男子中学生が自殺したことをきっかけに社会問題化している「いじめ問題」を受け、海老名市教育委員会は教職員向けの「いじめ対応マニュアル」を5年ぶりに改訂した。
改訂版にはネット上で個人を誹謗中傷するケースへの対応策など「新たな形のいじめ」への対応策も明記。ネットを使ったいじめは短時間で深刻な状況になりかねないため、削除依頼や警察に相談するなどして対応するとしている。
また早期発見を目的にチェックリストを掲載。「登校時間が遅れがち」「休み時間に1人で過ごすことが増えた」など26の項目が紹介されている。
具体的な取り組み事例や県内のいじめ実態調査の結果などが盛り込まれた冊子は、10月中に市内の19小中学校に配布し、ダイジェスト版が全ての教職員に配られる。
今後はこの冊子を活用しながら、学期ごとに児童・生徒からアンケート調査などを通じ、いじめの未然防止、実態把握に努めたい考えだという。
同市教委によると2011年度のいじめ認知件数は小学校で12件、中学校では45件だったという。
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