寺尾小学校おやじの会の2019年リーダーを務める 郡 祐介さん 東寺尾在住 44歳
ないものは作ればいい
○…寺尾小学校の遊べる山道「トリムコース」の整備や、餅つき、焼き芋大会など、子どもたちのために春夏秋冬様々なイベントを企画する同校おやじの会。現在10人ほどのメンバーを代表としてまとめる。「コンビニでたむろしている子どもたちがいたとして、面倒みてもらっていた大人に会ったら、背筋が伸びるはず。それが近所の親父の役割だと思う」。知っている大人がいるコミュニティを作るために活動する。
○…出身は四国。就職で川崎に来て、結婚を機に、妻の実家があった鶴見へ。普段はSEとして働く。6年生になる娘が同校へ入学したのと同時におやじの会のメンバーになった。「最初はふらっと顔を出しただけだったんだけど、ハマってしまって」。思い入れがあるのは、同会主催の夏の花火大会。消防への連絡から音楽やアナウンス、打ち上げるタイミングまで考えた。「学校で火遊びできるなんて子どもたちにとっては絶対楽しいでしょ」といたずらな笑み。「みんな現役で働いている人ばかり。来れる時に参加すればいいし、できる大人がやればいい。だから続けられる」
○…休みの日は日曜大工に勤しむ。自宅でカフェを営む妻の要望で、最近はブックスタンドを作成。「ないものは作る」。モノを作ることだけでなく、理想のコミュニティや普段できない体験をする機会を考え、実現する。
○…おやじの会の活動は何より楽しくがモットー。トリムコースの整備に130人近くが集まるのは、子どもたちはもちろん、大人自身も楽しんでいるから。「一仕事終えた後の飲み会も魅力の一つかな」とにやり。「知っている顔が増えるのは、子どもはもちろんだけど大人にもいいこと」。頼もしいおやじたちが地域を見守りながら「楽しい」を作っていく。
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