ふるさと寺尾実行委員会の代表として奔走する 小峯 宏秋さん 東寺尾在住 54歳
いつでも帰れる”ふるさと”を
○…白幡神社でのきもだめしや、東寺尾周辺エリアでのハロウィーンなど、コロナ禍も密を避けながら町を舞台に行われる楽しい企画の数々。その仕掛け役となったのが代表を務める委員会。子どもが誕生日プレゼントに、ハロウィーンの仮装をねだったことが印象的だった。「浴衣を着てお祭りとか、やっぱり地域イベントは子どもにとって大事なんだって」
○…町田市出身。結婚して25年ほど前に鶴見に来た。寺尾小に通った娘が小4の頃から、学校でイベントなどを行うおやじの会の中心メンバーに。「焼き芋も花火も公的にできる大人の火遊び。まずは自分たちが楽しくないと」。主催側の楽しさが伝播する。ある日、卒業生から受けた「母校に行きたいが、もう知り合いがいない」という相談。「ふるさとである母校に気軽に戻って来られるようにしたい」。昨年には、教諭が中心となって学校内に地域に開かれた部屋が設けられた。「実現には地域の支えが大切」
○…普段はソフトウェア開発の仕事に勤しむ。趣味は料理。「妻がちゃんと食べてくれているのできっと味は大丈夫」と笑う。細かい作業が得意。同小のキャラクター「てらぴよ」の絵を描き、イラストは学校だよりに使われ、ラインスタンプも作った。「面白そうなことをやっているだけ」。真面目な顔から次々飛び出すユニークな発想に驚かされる。
○…「今後は、地域の高齢の方にも参加してほしい」。新規イベントとして企画しているのは、俳句や川柳のコンテスト。「昔遊びや仕事のこと、学ぶことがたくさんあるはず。色々な人を巻き込めれば、町って楽しくなると思う」。いつでも帰れるふるさとをつくるため、楽しいことを考えていく。
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