―区制90周年記念―【連載【9】】 鶴見90年のあゆみ 「昭和62年〜平成8年」
【鶴見つばさ橋開通】
空前の好景気となったバブル景気が本格化したとされる昭和62年、京浜地区における港湾施設間の基幹交通軸として着工されたのが、鶴見つばさ橋だった。開通は平成6年12月21日。
首都高湾岸線の大黒ふ頭と扇島を結ぶ橋は、全長1020mで、最高点となる主塔は海面から183m。1面吊り斜張橋としては世界最大規模を誇り、平成元年に開通した横浜ベイブリッジをしのぐ大きさとなっている。
この橋の完成により、横羽線の渋滞緩和、羽田空港へ向かう選択肢増のほか、お台場や東京ディズニーランド方面、東北道・常磐道への連絡アクセス向上などのメリットがもたらされた。
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「翼を広げて鶴が舞い立つような美しい形」から一般公募で決まった名称。新しい時代に向け、羽ばたく展望が決め手となった。
逆Y字型の形状は、H字型のベイブリッジと合わせ、海に映ると横浜のYとHになる。日の出や日没時の絶景も魅力のつばさ橋。末広町のふれーゆ、JR鶴見線「海芝浦駅」併設の海芝公園からは正面に見ることができる。
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