東柏ヶ谷小学校で4日、全校児童643人が校庭に芝生の苗を植えつけた。海老名市では小学校の校庭や公園の芝生化を推進。小学校ではすでに杉久保小、社家小で校庭の一部に芝生が養生されているが、校庭全面を芝生化する取り組みは同校が初となる。
同市では以前から校庭の芝生化へ向けた動きがあったが、維持管理などの問題から実現には至っていなかった。21年度からは公園の芝生化に向けた検証実験を展開。4種類の芝を張り、適正を検証した。
しかし、その前年に短期間での芝生化が可能で、コストも抑えられる手法として鳥取市のNPО法人「グリーンスポーツ鳥取」が開発した手法が取り上げられ、この「鳥取方式」による芝生化を検討。21年度から検証作業がスタートした。
初年度は杉久保小、22年度には社家小の校庭の一部をこの方式を用い、芝生化に成功。東柏ヶ谷小が3校目となる。
「鳥取方式」に用いられる芝は、生育が早く、回復力が強いとされるティフトンという品種。この方式では草取りや除草剤が一切必要ないことも大きなメリットだという。
この日は全校児童が約3千平方メートルの校庭全域にポット苗1万7500株を40cm間隔で植えていった。順調に生育が進めば、2学期が始まる頃には「緑の絨毯」が出来上がる予定だという。
今年度はあと3校で
市担当課によると今後は今年度中に門沢橋、有鹿、中新田の3校でも一部芝生化を図る計画。残る7校についても順次、芝生化していく計画だという。
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