駄菓子のおつり集め寄付 「“善意”に感謝」―南三陸町長から手紙
大谷南の写真スタジオ「オヤマ写真」(尾山郁夫代表)に東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の佐藤仁町長から手紙が届いた。手紙は、店舗の一部で駄菓子を販売している同スタジオに設置した義援金箱に、子どもたちが駄菓子を買ったおつりを募金し集まった義援金を送ったことへの感謝の想いが綴られていた。
東日本大震災の直後、尾山代表が「何かできることはないか」と義援金箱を設置することを決めた。すると毎日のように駄菓子を買
いに来る子どもたちの中から、杉久保小6年の照井紗佳さんと、大谷中1年の尾山京香さんが義援金箱の製作を買って出た。
駄菓子の空き箱で作られた義援金箱は店内に設置され、7月半ばまでに6700円ほどが集まったという。
この頃、南三陸町出身の尾山代表の知人夫婦が震災で命を落とした親族の法要のために帰省すると聞き、子どもたちの「善意」の詰まった義援金箱はこの知人に託された。義援金は直接、佐藤町長に手渡され先月4日に町長が子どもたちに宛てた手紙が届いた。
宛名の横には「良いこの皆さんへ」と記され、便箋には感謝の言葉や復興への強い意志に加え、「皆さんも勉強に運動に頑張って下さい」と励ましの言葉が添えられていた。
手紙を受け取った尾山代表は「突然の返事にびっくりした。店に貼っている手紙を見た子どもたちも、自分たちの善意が『役に立っている』と喜んでいます」と話した。
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