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海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2019.09.06

えびなお寺コラム【2】
歴史息づく高台の寺
龍峰寺(国分北)

  • 同寺の大西龍彦住職

  • 国指定文化財の千手観音像

 今回紹介するお寺は600年以上の歴史を誇り、国指定の重要文化財がある「龍峰寺」(臨済宗)です。その歴史などについて、大西龍彦住職に話を聞きました。

 同寺が建立されたのは室町時代初期(1341年)で、圓光大照禅師が開基したと伝えられています。元々は海老名中学校の敷地の一部にありましたが、火災の被害に遭ったのをきっかけに1929年、明治時代に廃仏毀釈の対象となり使用されていなかった末寺の清水寺(せいすいじ)があった国分北へ移転したそうです。

 龍峰寺といえば、元日1月1日と、千手観音菩薩の縁日である3月17日に開帳される国指定重要文化財「木造千手観音立像」が有名なお寺ですが、実はこの千手観音像の歴史は龍峰寺より古く、京都の清水寺に収められている像と同じ様式で造られており、平安時代のころに造像されたのでは、といわれています。

 このほか市の文化財として旧清水寺の観音堂をはじめ仁王門や仁王像、絵馬などがあります。

■龍峰寺

(住)国分北2の13の40

【電話】046(231)5074

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