第92回都市対抗野球大会の決勝戦が12月9日に東京ドームであり、東京ガスが1927年の創部以来初めて優勝した。海老名市出身でエースの臼井浩(いさむ)投手(27)が大会最高殊勲選手賞の橋戸賞を受賞した。
都市対抗は1927年から続く実業団最高峰の硬式野球大会で、今大会には全国336チームが予選に参加。各地区での予選を勝ち抜いた32チームが日本一をめざした。
臼井投手が所属する東京ガスは6人の投手による継投で優勝まで駆け上がった。先発と中継ぎでチーム最多の14回2/3を投げた臼井投手は、防御率1・23の快投で橋戸賞を受賞した。
臼井投手は杉久保小、大谷中の出身で小学生では海老名イーグルス、中学では神奈川綾瀬シニアに所属していた。
高校時代(光明相模原)は1年秋からベンチ入りし、2年夏からはエースとして大会に臨むも夏は3回戦どまり。「就職して野球ができれば」と、進学を諦めていたところ中央学院大学から特待生での進学を打診された。「同期の捕手は甲子園ベスト8の逸材。自分なんかで大丈夫なのか」と、不安を抱えながらの進学だったという。
母と姉、2人の弟の家庭で育った臼井投手は「大好きな野球」を続けられる喜びで練習に励み、168センチの小柄ながら1年春から登板の機会を得た。4年春には主力として全日本選手権の準優勝に貢献するなどプロ注目の逸材に急成長した。
ドラフト候補に目されつつ社会人の東京ガスに進むと1年目から登板を重ね、2年目には社会人の侍ジャパンにも選ばれ、2018年アジア競技大会では日の丸を背負いプレーした。
本紙の取材に臼井投手は「高校までは今の自分は想像もつかなかった。大好きな野球を続けたことで社会人最高の栄誉を手にすることができた。次の目標は都市対抗の連覇」と、気持ちはすでに2022年のシーズンに向かっている。
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