安全な自転車の乗り方を実践的に身につけてもらおうと、座間市立中原小学校の学校連絡協議会(安藤達仁会長)は11月28日、公道を使った運転講習を行った。
講習は、同校の通学路になっている公道約300メートルを通行止めにして実施。参加した6年生児童66人が4グループに分かれて、下り坂でのブレーキの使い方や路上駐車車両のよけ方などを学んだ。
見通しの悪い交差点の通行方法を学ぶ講習では、座間警察署員の指導を受けながら二段階停止を実践。自転車に乗った児童が停止線で一時停止と左右の安全を確認した後、目視できる場所まで前進して再停止する動作を学んだ。指導を受けた小暮久也さんは「2回止まるルールは知らなかった。よく通る道なのでルールを守って走りたい」と話した。
座間市は県の自転車事故多発地域に指定されており、同校にとって自転車事故防止は課題の一つで定期的に校庭で交通安全教室を実施してきた。今回の講習は、身近にある危険を児童に認識してもらおうと同協議会が企画。公道を使った講習は県内でも前例がなく、準備には約6カ月を費やしたが市や自治体など9団体の協力で実現した。
安藤会長は「子ども達が普段から通る道路で交通ルールを学べたことは貴重な体験になったと思う」と効果を話した。
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