海老名市社会福祉協議会が公共施設等巡回車両「ぬくもり号」=写真=を今月から増便した。高齢者や障がい者の外出支援を強化することを目的とした措置で、市南部域と海老名駅を往復するルートが4便から8便に倍増された。
「ぬくもり号」は高齢者や障がい者の外出支援策として2009年7月から試験運行を開始し、1年後には本格運行に移行した。現在は下今泉・上郷・河原口・中新田地区と海老名駅を循環するルートと、門沢橋や中野、社家といった市南部域と海老名駅を往復する2つのルートで運行している。
交通不便地域の「足」として定着
09年には10・5人だった1日平均の乗車人数は、本格運行が始まった10年には25・7人に、2年目の昨年度は36・7人と利用者数は着実に増加。ルート上に位置する地域は路線バスや市が運行するコミュニティバスの運行もなく、通院や買い物、公共施設への「足」として定着しつつある。
これまでは2つのルートともに1日4便で運行してきたが、利用者からは「拡充」を求める声が多く寄せられ社協では増車し、増便させることを決断。南部域に関してこれまでの倍となる8便を運行する。
停留所も増設
さらに7月からそれぞれのルートに停留所を新設した。下今泉・河原口ルートではさつき町の海老名プラザ南駐車場と総合福祉会館に、門沢橋・中野・社家ルートも総合福祉会館に停車する。
バスは概ね65歳以上の高齢者または身体に不自由を抱える人とその介助者が利用できる。料金は無料で、日曜、祝日、年末年始以外は運行している。問合せは同協議会地域福祉課【電話】046・232・1600まで。
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