関東地区ホルスタイン共進会 「中農産牛」が初入賞 乳房のハリなどが高評価
中央農業高校(上治正美校長)畜産科学科の乳牛、チュウノウ・アドベント・SBC・カノン号が11月10日、11日に栃木県内で行われた「第16回関東地区ホルスタイン共進会」年齢別3部(18カ月以上21カ月未満・未経産)で3位に入賞した。同校で生まれた乳牛が同共進会で入賞するのは創立以来初。
共進会は牛の体型や骨格、腹の大きさ、乳房のハリなどいくつかの項目で競われる審査会。同校ではこれまでにも乳牛の体型や機能美を競う「関東ブラック&ホワイトショー」や同関東共進会などで入賞実績はある。しかし、いずれも酪農家から借り受けて飼育をしていた乳牛だったため同校で生まれ、育てた乳牛が高い評価を受けたのは初めてだという。
一般酪農家などから100頭、同月齢の部で10頭が出場した今回の共進会で、カノン号には同科3年の岩崎武蔵さん(18)、2年の清水亮さん(17)、1年の栗山悠介さん(16)の3人が同行。本番の審査では当日の毛並みなども影響するため、3人は前日に会場入りしカノン号の毛刈りや洗体を施した。また横になり体毛が汚れないよう夜通し交代でコンディションの調整を行った。
3位、驚いた
大勢の観客が見守る審査会場で、カノン号を歩かせる「リードマン」を務めた岩崎さんは「ほかの牛と比べて体が小さかったので直前の食事の調整など3人で工夫したのがよかったのでは。3位と聞いて驚いた。中農初なのでうれしい」と話し、清水さん、栗山さんも「いろいろな牛を見ることができ、多くの酪農家さんとも出会えてとても勉強になった。今回の経験を今後に生かしたい」と話していた。
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