海老名市と山形県西置賜郡(にしおきたまぐん)白鷹町が10月5日、「災害時相互応援に関する協定」を締結した。被災した自治体の復旧活動を迅速に行うための、職員派遣や食料・飲料水・生活必需品の提供など、相互の応援体制に関する内容が盛り込まれている。
友好関係築く
同町出身の海老名市民らが故郷の「まちおこし」として、樹齢500年以上を誇る「古典桜」など白鷹町の名所を巡るツアーを4年前に企画したのがきっかけ。これまでに4度開催され、計200人近くが参加したことを契機に交流が始まったという。
一方、白鷹町からも蕎麦の職人が海老名を訪れ、名物の「蕎麦打ち」体験を行うなど互いに友好を深めていった。活動を通して、同町首長らが市長を表敬訪問するなど行政にも波及し、白鷹町から協定打診を受ける流れになった。
山形県にある同町は大規模な災害発生において、同時被災の可能性が少ないという判断から締結に至った。
契機となった「まちおこしツアー」を企画した本郷在住の池亀かよさんは「出身の白鷹町と第2の故郷である海老名市の距離が縮まり嬉しい。白鷹町では、200年続く地芝居を海老名で披露することも企画中。今後もより良い友好関係を築いていけるようツアー開催にも力を入れたい」と更なる意気込みを見せる。
海老名市では姉妹都市の北海道登別市・宮城県白石市ほか、6つ目の協定都市となる。
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