海老名市が4月1日、まちの魅力を高め発信していくことを目的とした「海老名市にぎわい条例」を施行した。行政・市民・事業者が一体となって、さまざまなイベントを行うための基本方針が定められており、第1弾イベントである「ミステリーツアー」が、5月14日(土)に企画されている。
同条例は、個人レベルでの情報発信力を上げ、「誰もがまちの広告塔」となるよう策定された。歴史や文化など既存資源を活用し郷土愛を育み、行政・市民・事業者が一体となって、さまざまなイベントを仕掛けることで市民生活や産業を向上・活性化し、魅力あるまちづくりを行っていく。
他の自治体では、こうした役割を観光協会が担っていることが多いが、海老名市では2013年に同協会が解散している。これを受け、市が翌14年に「えびな元気にぎわい振興基本構想」を策定。庁内で協議が重ねられ、今年3月の市議会で可決された。
市ではこの条例に基づく第1弾イベントとして、いちご狩りや工場見学など親子で市内スポットを訪ねる「ミステリーツアー」を5月14日に企画。他にも、歴史資源を活かし「歩く広告塔」として市の魅力をPRするため、ブックカバー広告を利用した事業の展開も視野に入れている。
近隣の綾瀬市では官民協働で行う自転車での市内スポット巡り「びゅ〜っとあやせ」で市外からの参加者が訪れるなど、認知度を上げている事例もある。
担当の市商工課では「市の魅力を発信・醸成できる環境を整え、海老名にかかわる市民や事業者らとともに市全体の活性化を図っていきたい」と話している。
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