えびなの企業史 車磨きの技術、磨き続ける 30周年・ガレージカーポイント
海老名・座間・綾瀬版
公開：2018年4月27日
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現在の地に店舗を構えた当初の小林社長（右）とスタッフたち
このコーナーでは、長きにわたり活動を続け周年を迎えた市内企業を取り上げ、これまでの歩み・思いなどについて話を聞く。第４回目は30周年を迎えた、市内泉のカーコーティング専門店「ガレージカーポイント」（小林和彦代表取締役）を紹介する。
小林社長が「ガレージカーポイント」の前身・カーポイントを立ち上げたのは28歳の時。前職の営業マン時代に知り合った同僚たち３人で、未経験だったカーコーティングの世界に飛び込んだ。何事にも熱中する性格のため、前職の仕事にものめり込み責任ある役にも付いていたが、「趣味のバンドをやる時間がほしい」との思いが独立の道へと歩みを進めた。
創業当初は第一子が誕生したばかりの頃。朝から晩までカーコーティングの技術を磨き、仕事を終えてから店舗ＰＲのためのチラシ配りなどをしていたものの、当初は仕事が思うように入らずいつしか共に始めた仲間たちは辞めていった。自身も「家族に今月この金額を持って帰れなかったらこの仕事をやめよう」と決めていたが、根っからの真面目さと努力の甲斐あってその度にクリアしてきた。夫人の支えも欠かせない。「母ちゃんには感謝してる」と微笑む。
海老名を盛り上げたい
丁寧な仕事ぶりと仕上がりの美しさが評判を呼び、現在は地元住民ら顧客から一目置かれる存在に。「お客様の大切な車なんだから、ちゃんとした仕事をしないと。うちでやったんだと誇りを持ってやりたいじゃない」。「俺がやれなかったらやれない」くらいの心意気で自身の納得がいくまで車と向き合う姿勢が、顧客の期待以上の仕上がりにつながっている。
同社は今年４月から市内在住のデザイナーとタイアップして、車の革マットや鞄などの革製品ブランド「流美」を創業し新規事業にも着手。また、小林社長は地域貢献活動にも積極的に参加し、昨年は海老名欅ロータリークラブの会長を務めた。
一代で築いた小林社長
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