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座間総合病院 健康講座特別篇「ＷＥＢ健康講座」 「人工股関節のお話」 ５月１日17時から配信スタート
海老名・座間・綾瀬版
公開：2020年4月17日
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リウマチ科 草場敦医師
座間総合病院は、今般の新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、地域住民向けに定期的に開催していた「健康講座」の開催が難しい状況となったことから、「特別篇」と題して、ＷＥＢ上で以前行った講座の動画を配信する新たな試みをスタートさせる。
同院は「外出が制限されるなかでも、少しでも医療・病院を身近に感じていただき、日々の健康維持・増進に役立つような情報をご提供したいと考えています。ぜひご利用ください」と話している。
今回配信するのは「つらい変形性股関節症（変股症）について」をテーマに同院人工関節・リウマチセンターのリウマチ科部長である草場敦医師が過去に講演した際の映像だ。
股関節は足の付け根にあり骨盤の「お椀」に大腿骨（ふとももの骨）の「ボール」が はまった型をしている。関節の表面は軟骨という滑らかな組織で覆われており、この軟骨や骨が削れて関節が変形してしまう病気が変股症だという。
原因の９割以上は生まれつきの素因（関節のかみ合わせが浅い、あるいは乳児期の脱臼）で、症状は足の付け根の痛み（程度や頻度は様々）がほとんど。また、途中から「動きがかたい（足の爪が切りにくい等）」「うまく歩けない」などの症状が加わることが多い。
しかしながら変形性股関節症は、症状がつらい一方で治療が可能な病気だという。「通院での治療もある程度までの変股症であれば効果があります」と草場医師は話す。
一方、通院での薬や注射、マッサージといった治療で削れた部分が復活するわけではないため、最終的には手術が必要になるという。手術には骨切り術（かみ合わせの改善）と人工股関節置換術（機能を人工臓器で代替）等があり、座間総合病院では主に、人工股関節置換術を行っており、重度変形例や高齢者等、難治例にも対応できるよう努力している。
加えて同院では手術以外の治療法、特に理学療法（リハビリ）にも力を入れており、患者の背景や希望を配慮した柔軟な診療計画を立てている。草場医師は「“受診即手術”ではありませんのでお気軽にご相談ください。成績を具体的に提示した上で治療方法を提案します」とし、「辛い症状、我慢していませんか？私は高度かつ親切な治療を心掛けています」と話している。
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