海老名総合病院(服部智任病院長)は5月26日、コロナ感染第4波への対応として県の新たな指標「病床確保フェーズ」が最も深刻な「フェーズ4」となった場合にコロナ重症病床を3床設けると発表した。
海老名総合病院は県の重点医療機関に指定され、昨年5月1日から本館とは別棟の東館をコロナ専用病棟として中等症患者を受け入れてきた。重症患者の受け入れは、スタッフの人員確保や病棟設備などを考えて行わず、入院中の中等症患者が重症化した場合は転院としてきた。
ところが感染者が増加した今年1月の「第3波」では、海老名総合病院でも要請のあった患者を断ることや、重症化した患者の転院先が満床になる事態が発生。大阪府や兵庫県で重症患者対応ができないことにより中等症・軽症患者の治療にも大きな影響が出たことも考慮し、重症患者の対応を行うことを決めた。
受け入れは常時行うものではなく、神奈川県独自の指標「病床確保フェーズ」が最も深刻な「フェーズ4」に達した場合に対応する。病床確保フェーズは、県が今年4月に第3波の検証をふまえて病床確保を見直したもので、第3波の最大入院数の1・5倍までを受け入れられる計画。海老名総合病院ではフェーズ4において、重症病床数は3床、中等症病床数は38床を確保する。
「できること全て」
服部病院長は「地域の皆さまに安心していただけるよう、私たちもできることは全てやる覚悟で臨みます。『フェーズ4』での受け入れ体制では一部通常医療に支障が生じる可能性がありますが、ご理解をお願いします」と話した。
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