イオンスタイル座間(松村隆司店長)で25日、循環型プラットフォーム「Loop(ループ)」に参画するメーカー6社の循環型商品の販売が始まった。売場には2次元コードで管理するリユース容器の回収ボックスも設置された。イオンによると県内店舗では初の導入で、8月末までに関東の約50店舗に拡大する。
「ループ」は米国のソーシャルエンタープライズ(社会企業)が開発した循環型ショッピングプラットフォームで、2019年から世界4カ国(米・仏・英・加)に展開している。日本では「ループ・ジャパン合同会社」(横浜市)が普及促進を担い「小売店パートナー」のイオンのほか「ブランドパートナー」として大手メーカー16社が参画し、「捨てるという概念を捨てる」取り組みを共有している。
使い捨てや資源化されていた商品の容器を、繰り返し使えるガラスやステンレスなどに変えて提供することで、容器の使い捨てや詰め替え用の袋が不要になる。
購入した客は商品を使い切った容器を店舗へ持ち込み、返却ボックスから自動発行される2次元コードを容器に貼り容器を返却。一定額を超えると専用アプリに登録した銀行口座で容器代の払い戻しを受け、再び商品を購入する。返却された容器は洗浄、充填され新たな商品の容器としてリユースされる。
イオンは2030年までに、使い捨てプラスチックの使用量を18年度比で半減する目標を掲げている。「ループ」と手を組むことで、これまでの「使い捨て」から「繰り返し」使うライフスタイルへのシフトを推進することになるという。
イオンスタイル座間の松村隆司店長は「店頭で実施している資源物の回収状況からも座間のお客様の環境への意識が高いことがわかっている」と、県内店舗を率先して導入の名乗りを上げた。この日は都内19店舗と神奈川、千葉各1店舗でループの商品販売が始まり、同店と同様にガムやシャンプー、洗剤など6社13品目の循環型商品が店頭に並んだ。
同店H&BCマネージャーの山口茜さんは「賛同しているメーカーはもともと売れているものをループ用に商品化している。商品の良さだけではなく、その商品がいかにゴミを出さないものかも考えていく必要があり、売る側にもそうした意識の変化が求められる」としている。
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