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お口の健康が大腸にも影響!? 武内歯科医院予防歯科コラム
海老名・座間・綾瀬版
公開：2021年5月28日
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マウスピーストレーで薬剤を塗布する
お口の状態が全身の健康状態と関係していることは皆さんすでにご存知だと思います。
お口の環境は虫歯菌や歯周病菌の増殖で悪くなりますが、それ以外にも、お口の増えすぎた細菌で肺炎が発症することや胃潰瘍や胃がんの原因になるピロリ菌もお口から検出されています。
近年、注目の研究では、 歯周病細菌であるフソバクテリウムという細長い細菌が下部消化器官にも到達して、大腸の粘膜に入り込み大腸がんを発症させるという報告がされています。(国立がん研究センター)
この細長い細菌は重度の歯周病の歯垢中に増殖しており、大腸がんの組織からもたくさん検出されています。
毎年大腸のポリープを除去している方は、この菌を除菌することで下部消化管の疾患リスクの低減になると思われます。
デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム（３ＤＳ：２０００年に国立感染症研究所口腔科学部（武内・花田ら）が発表）と呼ばれる最新の口腔除菌技術は、病原細菌を除菌し善玉菌に置換させてお口を健康にする大変有効な方法です。
『全身疾患のリスクを下げるためにお口の中を善玉菌優勢にする！』時代がきています。
・医学博士 武内博朗
一定時間・濃度で口内環境を整える
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