今年度創立40周年を迎えた瀬谷区子ども会育成連絡協議会の会長 鈴木 耐子さん 三ツ境在住 65歳
子どもの挑戦をアシスト
○…「設立したばかりだから3年は基礎作りとしてやっていかないと」。南台の子ども会・わかば会を地域の保護者と立ち上げ、自身の子ども会活動をスタートさせた。「あと少しだけ、あと少しだけ」と続けて今年で33年目。今では瀬谷区子ども会育成連絡協議会の会長を13年続け、横浜市子ども会連絡協議会の副会長を務めるまでに。「子どもが運営する子ども会」を目指し、保護者が前面に出過ぎないよう心がける。「前に出ないとは言っても保護者の力は必要不可欠。理想は役員を数年続けてもらいたいけど各々の家庭があるからね」とし、「私の場合は反対に自分の子どものことをおろそかにしてしまったところがあるかな」と話す。
○…瀬谷区子ども会連絡会の年度初めの会議では、役員たちに必ず「遠慮なく自分の意見を」と呼びかける。無類の議論好きで、夫婦の会話を聞いた知人から「喧嘩しているのでは」と心配されることもしばしば。「会員に『こうしたかった、あぁしたかった』って後で言われても困っちゃうじゃない」と考えはシンプルだ。
○…子ども会活動の原点は自身が小学生の時の朝のラジオ体操だった。「子どもたちをまとめる大人に憧れがあったのかもしれない」という。当時は幼い妹・弟の子守をしながら遊ぶ毎日。「その頃の私にとって子どもは自由を奪うものでしかなかった」というが「当時の経験があったから自分の子育ての時はずいぶん楽だったわね」と話す。子どもたちには「普段とは違う世界に飛び込んで、たくさんのことに挑戦してほしい。何が人生で役に立つかわからないんだから」と自身の経験を交えて呼びかける。
○…「もうそろそろバトンタッチかな」と話すが、2月6日には瀬谷公会堂で区子連の40周年イベント、2013年には横浜で行われる政令指定都市大会など大きなイベントが目白押し。自身の思いと裏腹に、「あと少しだけ」がもう少し続きそうだ。
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