瀬谷区版 掲載号:2017年3月16日号

2月26日に開かれたサイクルチャレンジカップ藤沢のソロ部門で優勝した

高橋 利尚さん

相沢在住 26歳

速さ追い求め、夢に邁進

 ○…藤沢市北部を自転車で駆け抜けるサイクルチャレンジカップ。3時間で、1週約4Kmのコースの周回数を競い合う。初挑戦の舞台に向けては、前日に試走を敢行した。長い下り坂の後に急カーブがあり、高度なブレーキングが要求されるコースだったが、本番では練習の成果を発揮。2位を30秒ほど引き離し、24周・2時間48分34秒で栄冠をつかんだ。「知人や親戚が応援に駆け付けてくれたから、何としても優勝したかったんです」と胸をなで下ろす。

 〇…中学・高校で愛読していたのが、自動車で峠を攻める若者を描いた漫画「頭文字(イニシャル)D」だった。速さを追い求める登場人物に刺激され、「同じような爽快感を味わいたい」と箱根や秦野へ。高校1年だったため車は運転できず、愛車はママチャリ。「いま思うと無謀でした」と照れながら振り返る。大学3年から競技として取り組むようになり、今では企業で働きながら、各地を転戦するアマチュア自転車レーサーだ。昨年は9つの大会で優勝に輝く活躍ぶり。「高速で走り続けることが、自転車の醍醐味だと思う。怖さもあるけど、スリルを楽しみたい」

 〇…相沢小・東野中の出身。両親は自身の活動を応援してくれる一方で、怪我を心配しているそう。大怪我に繋がりやすいロードレースでは、安全確保が重要。パーツ選びに始まり、競技中も興奮状態をコントロールするよう心掛けている。

 〇…大学4年の頃、大会で結果が出ず、自転車に乗らない時期があった。熱中することもなく惰性で過ごす日々。「このままでは駄目になる」と再開して感じたのは、目標を持ち続けて努力することの大切さ。「目標があるから生活にハリが出る」。いま目指しているのは、アマチュア自転車界において「三大レース」と言われる大会を制覇すること。「『史上最強のサラリーマンレーサー』と呼ばれるようになりたい」と力強い口調で、はっきり語った。

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