鶴見区版 掲載号:2017年12月7日号
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江ヶ崎町にある寿徳寺の住職を務める 廣瀬 良弘さん 江ヶ崎町在住 70歳

人に昔に思いを馳せる

 ○…命を見つめ直すため、寿徳寺で動物供養法要を初めて開いた。「近隣でペットを飼っている人も多く、要望の声もあった」。地域からの声を漏らさずに寺の活動へ反映させる。一方で、駒沢大学で学生たちに禅の歴史を伝える教授の顔も持つ。長期休みは学生とともに全国を回り、今までに調査で500を超える寺に訪れた。「現場に立つと今と変わらない驚きと、すっかり変わってしまった驚きがある。どちらも同様に面白い」。いずれは周辺地域の人へ知識を伝え、寺を”町の大学”にしたいと構想を練る。

 〇…出身は埼玉県。寺の家に生まれた。19歳になり駒澤大学へ通いながら赤穂浪士の墓があることで有名な東京の泉岳寺で修業を積み始める。「父の話す赤穂事件の話が好きだった。歴史の勉強だけは誰にも負けなかった」。院に進むと同時に寿徳寺へ。中学の教諭だった父の影響で教員免許を取得。同大専任講師となり、1995年から教授に。今年の3月まで4年間は学長も務めた。全体運営の指揮を取り、365日、朝早く出て、日が変わる頃に帰るような忙しい日々を過ごした。今月竣工する新校舎建設にも尽力した。

 〇…駅伝が大好き。5年前までは箱根駅伝出場常連校、同大陸上競技部部長の肩書きも。毎年1月2日の8時にはスタート地点の大手町へ行き、3日には選手とともに箱根へ。区内に駅伝中継点があることから、檀家にファンも多く「部長になり、喜んでくれる人も多かった」

 〇…「若い人が亡くなるのは辛い」。学長になりたての頃、経験した教え子の事故。故人に思いを馳せる気持ちは人一倍強い。「だからこそ供養は丁寧に、心をこめて」。息子の副住職と共に、庭の手入れなど細かいこともできる限り自身の手で行う。「小規模なお寺だからこそ地域の人と深く接していきたい。お寺は困った時に頼れる相談所でもある」。温かな眼差しで、人々を導いていく。

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