3月3日(木)から5日(土)まで、竹村町の川口夏江さん宅で恒例のつるし雛や段雛などの展示が行われる。開催時間は、各日午前10時から午後3時頃まで。入場無料。
色鮮やかに会場を彩る雛飾りのほかにも、来場者が毎年楽しみにしているのが川口さんの創作作品。古い着物などを使って描いた布絵作品で、これまでに、紫式部、光源氏などをモチーフに製作。布の持つ素材感を生かしながら、さまざまな色や柄を組み合わせて、独特で優美な世界を表現している。
今年の新作は竹久夢二の美人画「黒船屋」。幼い頃に姉が夢中になっていた大正ロマンをテーマに、いつか作品を作りたいと思っていたという川口さんは、昨年春から構想を持ち、竹久夢二の作品を題材にデッサンを開始した。
一番苦労したというのは布選びで、「夢二の雰囲気を出せる生地を探すのが大変だった」という。髪の毛には木目込み人形の髪に使う素材を使って、女性の結い上げられた豊かな黒髪を表現した。
展示ではほかに、蛤の貝殻に一つひとつ描いた百人一首や、糸かがりの手まりなど、繊細で和の心を感じる手作り作品が並んでいる。3月5日には茶席も設ける(有料)。
会場は、瀬谷駅北口より鶴間方面行きバスで「竹村町」下車、瀬谷養護学校近く。瀬谷区竹村町24の1。
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