瀬谷区版 掲載号:2011年3月24日号
  • googleplus
  • LINE

災害時 地域で育む助け合い体制 自治会が「情報カード」で見守り合いの意識づくり

社会

谷戸自治会(阿久和東)の「おとなり場カード」。こうした情報共有の体制は、個人情報保護の観点が障壁にもなり、整備が難しいという
谷戸自治会(阿久和東)の「おとなり場カード」。こうした情報共有の体制は、個人情報保護の観点が障壁にもなり、整備が難しいという

 3月11日に起きた大地震。瀬谷区内では住民が避難所に避難するケースには至らなかったが、災害時にスムーズに避難し安否確認を行うために、自治会単位で各世帯の家族構成などを記したカードを活用する取り組みがある。

 阿久和北部地区の谷戸自治会(阿久和東1・2丁目)では3月11日の地震発生直後、自治会の組長が10世帯程度からなる各組の地域を見回ったほか、民生委員が一人暮らしの高齢者に電話などで安否確認を行った。

 同自治会では4年ほど前から、災害時に備えて隣近所の状況を把握するための「おとなり場カード」を作成している。各世帯の家族構成や在宅時間、高齢者や幼児がいるかどうか、避難時に援助が必要かどうかなどを明記したもので、組ごとに組長が「おとなり場リーダー」となって管理している。このカードの情報を基に、災害時の安否確認や救助、避難する際の助け合いを行っていこうというものだ。「おとなり場カード」の回収率はほぼ100%。「個人情報保護の点で苦労することもあったが、試行錯誤してこの形になった」と同自治会事務局の清水靖枝さん。「10世帯程度という目の行き届く範囲で助け合うシステムなので、カード提出にも協力してもらいやすい」という。「災害時に限ったことではなく、普段から隣近所を思いやり、見守り合う意識づくりにもなる」と清水さんは話す。

細谷戸でも実践

 県営細谷戸団地の第七自治会でも、同様の調査票を各世帯に配布している。同自治会は164世帯約300人からなり、そのうち約100人が70歳以上。災害時に援助が必要な人も多く、そうした人を自治会内で連携して支えるシステムが必要だ。同自治会では避難時のために各世帯に、家族構成や障害の有無、緊急連絡先などを明記するカードを配布、個人情報を避難時に参考にすることについて同意を得た上で、自治会長が管理している。回収率は約80%。同自治会の大坪陸男会長は「今は自治会名簿を作るのにも個人情報保護の点で難しい。災害時に助け合うためには、普段から隣近所でそれぞれの状況を共有できる仲になることが大切だと思う」と話した。
 

瀬谷区版のトップニュース最新6件

公共施設の「多目的化」推進へ

7年ぶり全国で「攻める」

瀬谷リトルシニア

7年ぶり全国で「攻める」

3月15日号

認知症支援などに重点

地域包括ケア次期計画

認知症支援などに重点

3月8日号

3月12日に開通へ

瀬谷団地連絡道路

3月12日に開通へ

3月8日号

「じゃんぼかるた」で対決

瀬谷スポーツセンター

「じゃんぼかるた」で対決

3月1日号

仏料理大会で世界2位

工藤雅克さん(二ツ橋町)

仏料理大会で世界2位

3月1日号

田近淳 司法書士事務所

相続・遺言・登記・債務整理・成年後見など法律の悩みご相談下さい。初回相談無料

http://www.tajika.jp/

<PR>

瀬谷区版の関連リンク

あっとほーむデスク

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

小原孝ピアノコンサート

小原孝ピアノコンサート

5月20日 タウンニュースホール

5月20日~5月20日

瀬谷区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年3月15日号

お問い合わせ

外部リンク