社会人として意識することを勉強
瀬谷西高校（井坂秀一校長）で５月16日と30日、専門家を講師に招いたキャリア教育授業が行われた。
この授業は、今年度から県が高校生のキャリア教育のために運営している「能力開発スタッフバンク」を利用したもの。同バンクを利用した授業は、神奈川県内の県立高校で初めて。
同バンクには情報処理やデザイン、経営など様々な職種の専門家が登録されており、各校が希望の講師を選び、講師はキャリア教育の授業などで指導にあたる。
今回同校には「キャリア形成」の専門家として、（株）就職塾の加藤敏明氏が来校。同校の１年生に、「社会人になる前に知っておこう」と題し、働く上でのプロの意識、資格、マナーなどについて講義した。生徒たちは加藤氏の質問に答えたり、メモを取るなどして真剣に話に聞き入った。
同校は昨年度から県のキャリア教育部門の教育活動開発校に指定されており、キャリア教育に力を入れ、地域の団体との交流などを行ってきた。今回は地域外の人との交流を図って同バンクの講師を招いた。井坂校長は「社会に出る前に、生徒たちに、人間関係や他者理解の意識付けをしていけたら」と話している。
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