瀬谷公会堂で2月22日、講演会「釜石からのメッセージ」が行われた。
東日本大震災で津波の被害にあった岩手県釜石市から、自治会や社会福祉支援団体などに携わる4人が訪れ、1人ずつ震災当日の避難の仕方やその後の安否確認、ボランティア活動の様子など、被災地の現状を話した。現地の社会福祉協議会の矢浦一衛事務局長は、ライフラインが止まった中で職員と利用者の安否確認を同時にする大変さを振り返り、後日連絡がつかなかった職員一人の遺体を確認しに行ったエピソードには言葉を詰まらせながらも、「時間はかかるが必ず復興させなければいけない」という強い決意を語っていた。
最後には4人が事前に参加者から寄せられた質問に答え、学校や事業所での防災教育の徹底や要支援者と避難する時のルールの決め方など「備えあれば憂いなし」を勧め、仮設住宅での住民同士のコミュニティ、障害者や高齢者の生活支援などの現状の問題も話した。
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