ガイドの会が10周年 瀬谷の魅力伝え続けて
せや・ガイトの会(鈴木正志代表)が結成10周年を迎えた。1998年の瀬谷区生涯学級講座が母体となり、3年間の講座終了後、有志で同会を結成。これまでに多くの参加者を集め、瀬谷の魅力を伝え続けてきた。
瀬谷区の歴史ガイドとして、区内や近郊の名所・史跡などを案内するボランティア活動をする16人。メンバーは60〜70歳代が中心で、”瀬谷大好き人間”が歴史や文化を学びながら見所を案内し、参加者と楽しいトークをしながら、新しい発見や出会いを楽しんでいる。年初の定番「瀬谷八福神めぐり」は毎年大勢の参加者を集めるという。
参加の決まりごとは、出発駅への集合。事前の予約は一切必要なく、「当日午前7時のNHK天気予報で午前中の降水確率50%以上の場合は中止」の但し書きは、すっかりお馴染みとなっている。朝集合して数キロを歩き、昼過ぎに解散するという企画ガイドを年間10回予定している。「ガイドをするとき心がけているのは、参加者の新しい発見をお手伝いすること。参加者の目線に合わせて、関心のあるポイントを先読みすることです」と鈴木会長は話している。
もう一つの活動は、瀬谷の魅力を伝える情報誌「わがまち瀬谷」を年4回発行すること。瀬谷の見所や文化財などを掲載し、公共施設などで閲覧できるようになっている。また、10周年を記念して「ふるさと瀬谷の探訪」と題した記念誌も発行。資料性の高いものとなっている。
課題はメンバーの高齢化。「ここまで平穏無事に来ましたが、高齢化は避けられません。亡くなった方もいれば、続けられなくなった方もいる。興味のある方には、ぜひ門戸を叩いてきてほしい」と鈴木会長は話す。今年度はガイド養成講座を設け、後進の育成にもあたっている。
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