中学生に何ができるのか 南瀬谷中で疑似的避難所
瀬谷区と南瀬谷中学校が協働し、震災により避難所が開設されたとき、中学生に何ができるのか、自ら考え、行動する訓練が11月29日、同中学校で行われた。
訓練では、中学生が第1回目の研修を通じて得た知識を活かし、教室内に疑似的避難所を設営し、避難生活と避難者支援ボランティアを体験した。
対象となったのは、校内で防災を担当している保健美化委員約30人。先に実施した研修では、防災に係る基礎的な知識等を学んだ後、被災者の手記等を用い、身近に感じられるような研修を行った。グループ討議では、活発な意見が出て自助・共助についての理解を深めることができたという。
当日は、空き教室を避難所に見立て、地元から避難者役(PTA等)の協力を得て、疑似避難所を設置。中学生はボランティアとして避難所での避難者の支援活動の訓練を実施した。
訓練は実践的なものとなり、時折救援物資が届くという本格的なもの。届いた物資が毛布3枚だった場合、どのように配布すべきかなど、話し合いながら真剣な表情で訓練に取り組んでいた。
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