神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2014年3月13日 エリアトップへ

川井浄水場 国内最大「膜ろ過」導入 4月から給水開始

社会

公開:2014年3月13日

  • LINE
  • hatena
筒の中でセラミック膜によりろ過される
筒の中でセラミック膜によりろ過される

 再整備工事が行われていた川井浄水場=旭区上川井町=で、セラミック製の膜モジュールを使用した国内最大級の膜ろ過方式の水処理施設が完成し、4月1日から給水を開始する。水質の向上が期待されるほか、浄水処理能力も上がることから給水区域も拡大する。

横浜最古の浄水場

 横浜市内には川井のほかに西谷、小雀の3つの浄水場があるが、川井浄水場は1901年に創設された市内最古の浄水場。老朽化と耐震化の問題から全面的な改修が必要となり、09年から民間企業の資金を活用するPFI事業(事業者・ウォーターネクスト横浜(株))により再整備が行われていた。現在の施設跡地は4月中旬ごろから撤去作業に入る。跡地利用に関しては、現在検討中だという。

 新たにできた施設は愛称公募により、若葉台在住の松原恵子さん考案の「セラロッカ」が採用された。膜ろ過は小さな孔(あな)に原水を通し、汚れや細菌を取り除く仕組み。これまでの砂ろ過方式に比べ、より細かな粒子まで除去できるという。

給水区域31万戸へ

 1日あたりの浄水処理能力が現在の10万6400㎥から17万2800㎥に増加するため、給水区域が約19万戸から約31万戸に拡大。これまでは瀬谷・旭・緑・青葉区方面が給水区域だが、4月1日からは神奈川・保土ケ谷・泉・戸塚方面が加わる。この規模の浄水処理能力は国内最大級。

 副現場業務責任者の浅野眞也さんは「より安心できる浄水を継続して供給できるのが強み」と話す。

 また、セラロッカでは水源となる道志川からの高低差を利用した自然エネルギーを活用。水源から浄水までの工程を電力を使わず運転する。さらに、水道水を貯めておく配水池の上には太陽光発電パネルを設置することで、浄水場で必要な電力をまかなう。
 

瀬谷区版のローカルニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

平時から災害時までサポート

平時から災害時までサポート

横浜市が避難ナビ

3月28日

利用促進へ官民学が連携

阿久和団地ぽかぽかプラザ

利用促進へ官民学が連携

広報ツールやイベントで

3月28日

義援金を受付

能登半島地震

義援金を受付

赤十字社が12月まで

3月28日

災害に強い地域を目指して

災害に強い地域を目指して

植木区長と網代会長が対談

3月28日

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook