吹奏楽コンクール神奈川県大会がこのほど行われ、高等学校の部A部門で横浜隼人高校、中学校の部B部門で南瀬谷中学校が金賞を受賞。両校は県代表として、9月5日(土)と19日(土)の「第21回東関東吹奏楽コンクール」に出場する。
横浜隼人高校
隼人高校は10年連続での東関東大会出場。55人で課題曲と自由曲の2曲を演奏し、24校中8校に選ばれた。「地区大会はあまり良い出来ではなかった」というが、県大会では周囲の不安を払拭するような演奏を披露。松村琴依部長(3年)は「連続出場のプレッシャーもあったが、本番は楽しめた」と笑顔で振り返った。
部員は現在106人。「真面目で大人しい代」と同校で14年指導してきた顧問の栗原誠司教頭。しかしその真面目な姿勢は、練習に集中して取り組むことができるという長所でもあると語る。コンクール前は「校内合宿」が同校の定番。2泊3日で学校に泊り込み、一日中練習に没頭。遠距離通学の部員も多く、まとまった時間を取ることができる合宿は重要だという。
「聴いてもらう人に楽しんでもらえるよう常に考えながら、自分たちも楽しむ。感謝の気持ちで演奏する」と大会への意気込みを語った松村部長。栗原教頭も「結果にはこだわらない。やってきたことをすべて出し切ることが大事」と話した。
南瀬谷中学校
南瀬谷中学校は、35校中13校に選ばれ、初の東関東大会出場を決めた。渡邉夢香部長(3年)は県大会の結果発表を振り返り、「嬉しすぎて涙が出なかった」と喜びを表現。昨年の悔しさをバネに、地道な基礎練習と向き合い、レベルの底上げを図った結果が金賞受賞に結び付いた。
顧問の永野潤教諭は、「素直な部分がある生徒たち。その素直さはいろいろな音色を出すことにつながる」と話し、「楽器にしっかり息を入れて、単調ではなく感情豊かに、自分の心を表現するように」と呼び掛けているという。
「東関東大会は初めてなので挑戦の気持ちで、自分たちらしさを出せたら」と渡邉部長。東関東での金賞、その先にある東日本大会を目指し、部員一丸となって練習に励む。
隼人高校は9月5日、茨城県立県民文化センターで、南瀬谷中は9月19日によこすか芸術劇場で行われる東関東大会に臨む。
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