瀬谷区には瀬谷の歴史や旧跡などを取り入れた「瀬谷歴史かるた」があるが、このほど新たに、保育士と子どもたち手作りによる『せやこどもかるた』が完成。可愛らしい絵札とほのぼのとした読み札が話題になっている。
瀬谷区内の保育施設では保育士の質の向上を目指して、定期的にさまざまな研修を行っている。昨年9月から今年1月にかけて、4回実施された主任・リーダ保育士研修には、区内39施設のうち約20施設の保育士たちが参加した。
「地域を知る」目的で、せや・ガイドの会から瀬谷の地域や歴史についての講義を受けた保育士たち。子どもたちの瀬谷への愛着を育むために「こどもかるた」の制作を思いついた。瀬谷の歴史と保育園での生活などを題材とし、子どもたちのイラストや瀬谷のマスコットキャラクターせやまるなどを絵札に盛り込んだ。
かるたは、すべて手作り。読み札の文言とイラストを各施設が2、3枚ずつ担当。子どもたちが大きな紙に描いた絵はカラーコピーで縮小し、読み札の文字はパソコンで打った。手作りされたかるたは全部で60セット。研修に携わった瀬谷区こども家庭支援課の担当者は「研修とかるた制作を通じて、保育士たちや施設間との連携が強化され、保育の質の向上にも結び付いたと思う」と話した。
「こどもかるた」は瀬谷区内の39の保育施設に1セットずつ配布。今後は瀬谷区共通の遊び道具として保育に役立てる。同担当者は「園内で使ってもらった後、施設間での交流に活用していければ」としている。
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