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瀬谷区版 公開:2016年5月12日 エリアトップへ

新年度区長インタビュー 瀬谷駅周辺を活性化 上瀬谷、花博を起爆剤に

社会

公開:2016年5月12日

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インタビューに答える森区長
インタビューに答える森区長

 本紙では2016年度のスタートにあたり、4月に新しく区長に就任した森秀毅瀬谷区長=人物風土記で紹介=に単独インタビューを行った。森区長は昨年度の瀬谷を振り返りながら、新年度への意気込みや取り組みについて語った(聞き手/本紙・椎橋佳奈子)。

――区長に就任して約1カ月が経ちました。率直なお言葉をお聞かせください。

 「瀬谷区は、25年ほど前に瀬谷駅周辺開発事務所の担当係長として瀬谷駅北口の再開発と環状4号線の整備に取り組んだ思い出深い地です。瀬谷区は昨年6月に上瀬谷通信施設が返還されるという大変大きな出来事がありました。そのほか、二ツ橋地区の土地区画整理事業や瀬谷駅南口の再開発事業が進んでいます。また、3年後の19年には区制50周年という節目の年を迎えます。このような大切な時期に区長に就任し、瀬谷区のまちづくりに再び取り組めることを大変嬉しく思うとともに、責任の重さを実感しています」

――昨年度の瀬谷を振り返っていかがでしょうか。

 「上瀬谷通信施設が昨年6月末に日本へ返還されました。返還後の跡地利用については、これまでもさまざまなご意見をいただいており、区民の皆さまの関心が非常に高いと感じています。そのほか、昨年7月には瀬谷駅南口第1地区市街地再開発事業が都市計画決定されました。現在、地元地権者による準備組合において基本設計が進められており、瀬谷区のまちづくりが着実に進んでいると実感しています。また昨年は、第3期地域福祉保健計画の策定年度でした。完成した計画を拝見し、地域交流サロン等の拠点づくりなど、先進的なとても素晴らしい取り組みが計画されていると感じています。区としましても『みんなでつくるみんなのしあわせ』の実現に向け、これまで以上に地域の皆さまと連携して取り組みを進めていきたいと思います」

「地域とともに歩む」区長インタビュー

――新年度の取り組みについてお聞かせください。

 「まずは、6月5日に開催する『からだまるごと健康フェア』です」。春のイベントとして今年も開催します。区民の皆さんの健康づくりに取り組むきっかけになればと思っています」

――そのほかには、どんな取り組みがありますか。

 「未来を担う子どもたちの『生きる力』を育むため、小学生を対象に、学習意欲や習慣を身に付けるための放課後の学習支援を行います。また、来年3月には『全国都市緑化よこはまフェア』が開催されます。瀬谷区としましても、開催の周知や盛り上げにつながる取り組みを行っていきます。それに合わせ、緑豊かな瀬谷区の魅力を区内外に発信する取り組みとして『花と緑フォトコンテスト』をはじめ、オープンガーデン事業の実施に向けた取り組みも進めていきます」

――瀬谷駅南口の開発についてですが。

 「昨年7月に都市計画決定された、瀬谷駅南口第1地区の再開発事業。駅前広場や道路を整備し、駅前周辺の活性化を図るとともに、駅前にふさわしい商業施設および都市型住宅の集積と地域の文化芸術活動の核となる区民文化センターを整備することで、防災性や生活利便性の向上を図り、瀬谷駅の南北が一体となった賑わいあるまちづくりを進めます」

――上瀬谷地区ですが現在、どのような取り組みがされているのでしょうか。

 「旧上瀬谷通信施設の跡地利用については、4月に地権者向けの説明会を実施しました。その中でも、地権者の意向を踏まえた跡地利用のゾーン案を市として示したところです。今後もまずは地権者の意向を丁寧に確認しながら、跡地利用についての検討を進めていくことになります。区としましても、区民の皆さまの

意向が跡地利用に反映されるよう取り組んでいきます」

――花博の誘致についてはいかがですか。

 「花博の誘致検討についてですが、花博は国が開催する国際的なイベントであり、基盤整備への国の積極的な支援が得られ、跡地利用を促進することができます。米軍施設であったことから、道路などの基盤整備が非常に遅れているため、将来を見据え、跡地利用の推進方策としての花博が、まちづくりの起爆剤になればいいと思っています」

――上瀬谷で開かれていた瀬谷フェスティバル。今年は行われるのでしょうか。

 「昨年の瀬谷フェスティバルは来場者が6万5千人と、市内でも非常に規模の大きな区民祭りだと聞いております。今年度も、旧上瀬谷通信施設のはらっぱで実施したいと思っていますが、開催場所については、防衛省等の関係機関と調整しながら検討していきたいと思います。いずれにしましても区民の皆さまに喜んでいただけるイベントにしなければと思っています」

――最後に区民へ、メッセージをお願いします。

 「区役所は最も身近な総合行政機関です。日々の生活に密着した区民サービスを提供し、区民の皆さんとともにさまざまな地域課題の解決にあたることが重要な使命だと思っています。今年度も区役所が一丸となって『地域からの信頼に応え、地域とともに歩む区役所』を目指して頑張ります。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします」

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