瀬谷警察署(飯島政則署長)は6月30日、管内の2016年振り込め詐欺被害状況を発表した。6月末現在の被害件数は22件(前年同時期8件)、被害額は約7890万円(同1700万円)。昨年同時期と比べ被害が急増していることがわかった。
神奈川県内の2016年振り込め詐欺発生件数は315件、被害額は9億7111万円(5月末現在)。瀬谷署管内ではオレオレ詐欺が12件で7141万円(前年同時期7件・1400万円)、架空請求詐欺が3件で83万4000円(同1件・300万円)、還付金詐欺が7件で662万0797円(同0件)発生している(6月末現在)。昨年と比べ被害額、件数ともに大幅に増加。同署では注意喚起のチラシを街頭で配布するなど対策を強化、広く注意を呼びかけている。
同署生活安全課によると手口の大半は息子や孫をかたる典型的なオレオレ詐欺。次いで多いのが還付金詐欺だという。同署では前兆電話が確認されると町内全域に向けてマイク放送を実施。住民に注意を呼びかけ、金融機関にも連絡、署員は管内をパトロールし、発生防止に努めている。
4人に感謝状
同署ではこのほど振り込め詐欺を未然に防いだ行員ら4人に感謝状を贈った。▽グランベリーモール郵便局・松永章仁さん(5月13日、高額の貯金引き出しに訪れた女性に対して声かけと確認を行った結果、息子をかたった詐欺と判明)▽横浜信用金庫瀬谷支店・山口恭代さん(5月13日、高額の預金引き出しに訪れた女性に対して声かけと確認を行った結果、孫をかたった詐欺と判明)▽りそな銀行三ツ境支店・平香代子さん(5月13日、高額の預金引き出しに訪れた女性に対して声かけと確認を行った結果、孫をかたった詐欺と判明)▽横浜農業協同組合瀬谷支店・三浦朋子さん(5月18日、携帯電話を使用しながらATMを操作する女性に対して声かけと確認を行った結果、警察官をかたった詐欺と判明)。
飯島署長は行員らに日頃の感謝を述べた後、「窓口担当者の声掛けは最後の砦。今後も引き続き協力して欲しい」と話した。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|