模範的な民生委員活動を行っているとして、瀬谷第四地区民生委員児童委員協議会(安齊操会長)が厚生労働大臣表彰を受け、12月25日に表彰状が贈呈された。瀬谷区の民児協が受賞するのは3年連続となる。
厚労大臣表彰(民生委員優良活動団体)は、顕著な功績があり、10年以上継続して活動している団体が対象となる。瀬谷区が同協議会を推薦し、横浜市の代表に選出。11月22日に開かれた「全国社会福祉大会」で表彰が行われた。今年度は全国で39団体が優良活動団体として表彰された。
同協議会は1976年に設立。二ツ橋町を中心とし、現在は15人が民生委員として活動している。日頃からさまざまな活動を行い、地域において「顔の見える関係づくり」の実現に努力しており、複数の活動で功績を上げている点が今回の表彰につながった。
同協議会が特に力を入れて取り組んできたのは年10回の「あいさつ運動」。瀬谷警察署や自治会、女性地域安全委員などと協力し、地区内のパトロールを継続。小中高校生の下校に合わせ、目立つ色のベストを着用した委員らが見回り、声掛けを行う。安齊会長によると、「子どもたちからあいさつが返ってくるようになった」と言う。
2004年からは「ひとり暮らし高齢者バス旅行」を企画。外出の機会が減った高齢者に参加を呼びかけ日帰り旅行を行っており、反響も大きいという。このほか、せやまる・ふれあい館で昨年から不定期で行う「よんたくん広場」も功績の一つ。子どもたちへの食事提供の場として地区社協やボランティアと協力して実施しており、リピーターも増え、来年は回数を増やす予定だという。
「今後の活動に期待」
民生委員活動を22年行っている安齊会長は、受賞について「重い受賞だと受け止めている。やってきたことを評価してもらい、ありがたい」と感謝を述べた上で、「普段から話し合い、メンバー間の関係も良く、スムーズに活動できている。活動を継続していけるよう、後に続く人たちにも頑張ってもらいたい」と話した。
贈呈式に出席した森秀毅瀬谷区長は、「皆さんの活動が地域を明るくしてくれている。2017年は民生委員制度創設100周年の節目でした。引き続き尽力していただきたい」と話し、出席した委員らに労いと協力を呼び掛けていた。
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