神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2018年7月5日 エリアトップへ

電動車椅子サッカー 永岡さん、関東連覇に貢献 副主将として4得点

スポーツ

公開:2018年7月5日

  • LINE
  • hatena
電動車椅子で巧みにボールを操る永岡さん※本人より写真提供
電動車椅子で巧みにボールを操る永岡さん※本人より写真提供

 自立歩行が困難な人もプレーできる電動車椅子サッカー。関東圏のチームが参加する「2018電動車椅子サッカー交流大会inちば」が6月10日に千葉県であり、三ツ境在住の永岡真理さん(27)が「Yokohama Crackers(クラッカーズ)」の副キャプテンとして4アシスト4ゴールの活躍を見せて、チームの大会連覇に貢献した。

 この競技は、電動車椅子の正面に取り付けたフットガードを使い、キックやドリブルなどを行う。選手の多くは自立歩行が難しかったり、上体や首が保持できない人もいるが、手や口でジョイスティック型のコントローラーを操作してプレーする。1チーム4人編成。主にバスケットボールのコートで試合し、最高速度6Km(※国際ルールは10Km)で選手が激しく動き回る。スピード感、繊細な操作から生み出されるシュートやパス、1対1での駆け引きが魅力。

 クラッカーズは、障害者スポーツ文化センター・横浜ラポール(港北区)を拠点に活動。日本代表を輩出し、昨年に全国優勝した強豪だ。同大会では勝敗を追求するディビジョン1に出場し、トーナメント3試合を12得点1失点で制した。

 副キャプテンで事務局長を務める永岡さんも活躍。準決勝では3ゴールをあげ、決勝戦では終了間際にディフェンスの間を抜くパスを通し、決勝点をアシストした。「4月に新体制になってから期間が浅かったけれど、去年に続き優勝できて嬉しいです」と喜んだ。

W杯を目指す

 体を動かす筋肉が弱くなる「脊髄性筋萎縮症」によって、4歳から車椅子で生活。小学2年で電動車椅子サッカーと出合い、高校2年の頃に同競技ワールドカップへの出場を目指すようになった。

 現在は、(株)マルハンのCSR・障がい者スポーツ推進担当として在宅勤務しながら練習に励む。得意なプレーは回転シュート。車椅子を360度回転させ、その遠心力でシュート力を上げるという大技で、今後は更に磨きをかけたいという。

 将来の目標は、21年にオーストラリアで開催予定のワールドカップに日本代表として出場すること。今後は、世界トップクラスの選手の意外性あるプレーに柔軟に対応できるよう、経験値を積みたいと考えている。さらに、24年のパリパラリンピックの追加競技候補に電動車椅子サッカーが残っており、「チャンスがあれば、パラリンピックの舞台に立ちたいです」と将来を見据えている。

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook