神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2019年4月4日 エリアトップへ

相鉄・JR直通線 11月30日開業へ 「羽沢横浜国大駅」でレール締結式

社会

公開:2019年4月4日

  • LINE
  • hatena
相鉄・JR線のレール締結を祝う関係者ら
相鉄・JR線のレール締結を祝う関係者ら

 相模鉄道(株)は3月28日、東日本旅客鉄道(株)と準備を進めている「相鉄・JR直通線」の開業日が今年11月30日になると発表した。28日には新駅として開業する「羽沢横浜国大駅」で、レール締結式が行われた。

 相鉄・JR直通線は、2022年度下期に開業が予定される「相鉄・東急直通線」と合わせて整備が進められている「神奈川東部方面線整備事業」の一つ。相鉄本線の西谷駅から、JR東海道貨物線・横浜羽沢駅付近に新設される羽沢横浜国大駅まで約2・7Kmの連絡線がつながった。羽沢横浜国大駅を出ると、次の停車駅は武蔵小杉駅。その後は新宿方面へ直通する計画だ。

 これにより、二俣川駅から新宿駅までの所要時間が現在の横浜駅経由と比較して15分程度短縮され、乗り換えなしで約44分になる見込み。

安全祈願し締結

 開業日が発表された3月28日は、午前中にかしわ台車両センター(海老名市)で相鉄線新型車両「12000系」の報道発表会と試乗会を実施。午後からは羽沢横浜国大駅内のホームで、レール締結式が行われた

 式典ではレール締結後に行う点検確認をした後、今後の安全を祈願して「清めの儀」も執り行われた。また、レール締結を祝うテープカットやくす玉割=写真=の後は「渡り初め」として、締結されたばかりのレール上をモーターカーが通行して式典は幕を閉じた。

 同事業の整備を行い、締結式主催者でもある独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の堀口知巳・東京支社長は、「相鉄・JR直通線の運行によって、横浜市内西部と神奈川県中央部から都心まで、利用者の利便性が向上します。整備工事に協力していただいた関係者に感謝したい」と話した。

 同事業の営業主体である、相模鉄道(株)の滝澤秀之代表取締役社長は「相鉄線とJR線が一本につながり、東京都心部と相鉄線沿線の大きな架け橋になる。開業までの期間、安全に工事を進めていきたい」と喜びと決意を口にした。

沿線価値向上へ

 相模鉄道(株)では相鉄・JR直通線の開業により、西谷駅から羽沢横浜国大駅までの利用者数を1日あたり、約7万人と想定している。

 新設される羽沢横浜国大駅の乗降客数は約1万人を見込んでおり、地元主体による同駅周辺の再開発計画にも今後、期待がかかる。

 「選ばれる沿線づくり」をコンセプトに掲げている相鉄グループは、子育て世代の関心を集めるための取り組みにも力を入れる。今後は、JRや東急との相互直通運転を軸にして、二俣川駅南口周辺の再開発をはじめ、南万騎が原駅やいずみ野駅、弥生台駅など、いずみ野線沿線の駅前リノベーション計画なども進めていく予定だ。

11月30日に開業予定の「相鉄・JR直通線」(緑色)の路線図(相鉄より提供)
11月30日に開業予定の「相鉄・JR直通線」(緑色)の路線図(相鉄より提供)

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook