発災時に助けが必要とされる高齢者や障がい者、幼児など「災害時要援護者」。支援を受けるだけでなく自らも避難所運営の一員として活動しようというワークショップが7月26日に瀬谷消防署などであり、約50人の高齢者や児童が参加した。
ワークショップは区内の各種団体が加盟する「Seya防災ネットワーク」の分科会「ピンチをチャンスに!減災共助の会」が主催。同署訓練室を避難所に見立てて、大規模地震の発生から避難、生活体験までを行い、災害時要援護者が協力できることを学んだ。
午後の部では、瀬谷区障害者地域自立支援協議会(せやまんまるねっと)の会員が車椅子の種類や操作方法を説明。介助者として手押し型車椅子を移動させる時は特に下り坂に注意が必要だとして、「乗っている人の安全を確保するため、介助者が後ろ向きで坂道を下るケースもある」と説明した。自走式の車いすを体験した畑中幸一さんは「坂道は、上がってから下がると勢いがつき過ぎて怖い。ダンボール2枚分の厚みを乗り越えるのも一苦労でした」と話した。
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