2019年度の県優良衛生技能者表彰が発表され、瀬谷区からはハンバーグやステーキなどを製造する(株)HT wells(ウェルズ)(保土ケ谷区)の小玉浩一さん(55歳/宮沢)が調理師の部門で選ばれた。2月4日にはワークピア横浜で表彰式が執り行われた。
長年にわたり業務に励み、公衆衛生の向上に貢献した人を称える表彰制度。今年度は理容師・クリーニング師・調理師などから53人が選ばれた。区内在住の被表彰者は、小玉さんのみ。
小玉さんは実家が蕎麦屋を営んでいたことから料理の道を志し、高校卒業後、ハンバーグやステーキを提供するレストランを営む(株)ハングリータイガー(保土ケ谷区)に就職。店舗勤務を経て、30代半ばから製造や商品開発に携わるようになった。40代にかけては店舗の衛生管理にも関わり、定期点検や講習会などを通じて衛生環境の向上に尽力。「大切なのは、手洗いやうがいなど基本の徹底。その基本が疎かにならない仕組みづくりに取り組みました」と当時を振り返る。
現在はハングリータイガーの食品を製造するHT wellsで、商品開発や品質保証などを担う製造管理部に勤務する。また、保土ケ谷区の食品衛生協会の衛生指導員も務めており、区民祭りなどを通じて食の安全を市民に呼びかけている。
小玉さんは表彰を受けて、「HT wellsには若いスタッフも多い。衛生面や技術について一人ひとり指導していきたいです」と後進の育成に力を注ぐ考えだ。
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