新型コロナウイルス感染症の影響を受け、瀬谷区で介護相談センターなどを運営する(株)ひとはな(小松巧代表)が始めた「WEB介護相談」。開始から約1カ月が経過し、手ごたえを感じながらも、課題として周知の必要性があると語る。
WEB介護相談は介護保険の利用を検討している市内在住者が対象で、カメラ付きパソコンやスマートフォンで画面越しに相談できるサービスだ。新型コロナの影響で外出を控えるようになった背景を受け、3月下旬から同社が独自にスタートした。
「WEB相談の一番の長所は、相手の表情がみえる点。相談者の表情からどんな意味を持って話しているのか気づくことができる」と小松代表。また、ある程度の予約時間帯を設けているため、利用者の都合に合わせて相談ができる点もあるという。短所については、介護保険の説明冊子を郵送するなど事前準備が必要のため、相談までの時間がかかることが挙げられた。
開始から約1カ月が経ち、相談者からは「仕事や子育てで時間が取れずに相談ができなかったが良い機会だった」といった声も上がり、手ごたえを感じている。課題として、WEBや電話で介護相談ができることをもっと知ってもらう必要があるとし、相談を必要とする人などが立ち寄る場所にチラシを配置する準備を進めているという。
協力が励みに
現在、神奈川県では介護業界に休業要請は出ていない。そんな現状を踏まえ、小松代表は「介護サービスがなければ生活が成り立たない人がいる。だからこそ、感染予防を徹底しながら休業せずに続けていく必要がある」とし、「介護業界のスタッフは自分や利用者が感染してしまったらという不安を抱えながら日々業務に携わっている。皆さんの徹底した感染予防や、不要不急の外出自粛の協力がスタッフの励みになっている」と話す。WEB相談など問い合わせは同社【電話】045・364・4567。
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