道路や河川施設の不具合などを早期に見つけて事故を未然に防ごうと、瀬谷土木事務所と区内11の郵便局、ゆうちょ銀行瀬谷店が8月28日に協定を締結した。郵便局の職員などが業務中に発見した損傷などを、土木事務所に伝える仕組みが構築された。
郵便局やゆうちょ銀行の職員が報告する内容は、歩行者や自転車の運転手が怪我する恐れのある道路の陥没・ひび割れ、ガードレールやカーブミラーの損傷、護岸や堤防の破損など。不法投棄や落書きも報告する。発見時は場所や日時をファクスで伝えたり、スマートフォンで撮影した写真をメールで送る。
瀬谷土木事務所ではこれまで、パトロールや区民からの通報で、道路などの損傷を把握し対処してきた。区内各地で業務する郵便局やゆうちょ銀行の協力を得ることで、早期発見と事故防止が期待されている。同様の協定は郵便局が主体となり、泉区や南区などでも締結されている。
関係者が締結式
締結式は28日に瀬谷土木事務所で行われ、関係者が見守るなか協定書が交わされた。横浜阿久和郵便局の森井健一郎局長と瀬谷郵便局の宮村友彦局長はそれぞれ、「住民の安全を守るために全社員で同じ方向を向いて取り組みたい」「一件でも多くの不具合を発見して、少しでも皆様のお役に立てれば」とコメント。瀬谷土木事務所の木村裕毅所長は「この連携協定により、より一層の早期発見につながれば」と期待を寄せた。
協定に基づいた取り組みは今月1日から既に行われている。
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