旧上瀬谷通信施設のグラウンドを拠点とする硬式野球チーム「瀬谷リトルリーグ」(阿部裕史監督)が、8月に開かれた夏季リトルリーグ野球神奈川連盟大会で3年連続となる頂点に輝いた。コロナ禍で長期間にわたり活動が中断し、大会開催も危ぶまれるなか、モチベーションを維持して練習に打ち込んできたことが実を結んだ。
瀬谷リトルには、小学6年生と中学1年生の19
人が所属。阿部監督によると、チームの要は小林弘之主将(中1)。攻撃ではホームランバッターとして活躍し、守備では120Km近い速球を武器に、キャッチャーの青木勝俐選手(同)とメンバーをけん引する。
チームは昨秋の県大会で予選敗退だったが、10月と11月のミサワホーム杯親善大会は県2位になり調子を上げていた。そのような中で起きた、新型コロナウイルス感染症の拡大。練習は2月下旬から中止となった。
6月中旬に再開したものの、夏季大会が開かれるかどうか不透明な状態が続いたという。開催日程が決まってからも、国内の感染者数の増加があり、2度延期に。「感染対策して練習しつつ、開かれることを信じるしかなかった」と阿部監督。小林主将は「延期の分、長く練習できる。皆にそう呼びかけました」と振り返り、プラス思考を心がけていたという。
チーム一丸で
延期を経て8月上旬に始まった夏季大会には、13チームが参加。4つのリーグ戦と、各リーグの1位による決勝トーナメントで優勝を争った。
瀬谷リトルはリーグ戦を16得点1失点の2連勝で突破すると、準決勝も21対0と大勝した。
30日の決勝戦の相手は旭ブレーブス。試合が動いたのは4回。2番の小川龍也選手(小6)が出塁すると、続く小林主将がホームランを放ち2得点。守備では小林主将から末吉煌弥選手(中1)への継投が成功し、2対0で勝利した。
阿部監督は「選手は『この大会で優勝する』という強い想いで練習に取り組んだ。優勝はチームワークの賜物」と教え子を称えた。中学1年の選手は今大会でリトルを卒団。小林主将は「多くの選手が試合に出られるように、チーム一丸となって戦いました。優勝が決まった時は涙を流すくらい皆で喜びました」と振り返った。
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