神奈川県の地価調査(2020年)の結果が9月30日に発表された。瀬谷区の住宅地と商業地の平均価格はともに前年から下落に転じ、工業地は横ばいとなった。
県知事が判定、公表する地価調査。国の公示価格と合わせ、土地取引の指標などで利用される。地価は基準地における1平方メートルあたりの価格で、今年は県内927地点について7月1日時点の価格が調べられた。区内の対象は住宅地9地点、商業地4地点、工業地1地点。
区内住宅地の平均価格は17万3300円で、前年から1%の下落となった。商業地も平均価格が27万4800円となり、前年比0・4%の下落。工業地の平均価格は17万1000円で、前年から横ばいだった。区内の用途別平均価格で下落が出たのは7年ぶり。
県全体では商業地と工業地は8年連続で上昇したものの、伸びが鈍化。住宅地は下落に転じた。発表によると、全般的に19年後半までは上昇基調が続いていたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、上昇鈍化、または下落に転じた地点が多いという。
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