国土交通省が3月23日、2021年の地価公示を発表した。瀬谷区の全用途(住宅地・商業地・工業地)の平均変動率は前年比でマイナス0・5%となった。
地価公示は国交省が毎年実施しており、一般の土地取引や公共事業用地の取得価格算定などで利用される。地価は標準地における1平方メートルあたりの価格。神奈川県内では1787地点の価格が調べられた(今年1月1日時点)。瀬谷区内の対象は住宅地24地点、商業地2地点、工業地1地点。
区内住宅地の平均価格は17万2200円で、前年から0・5%下落した。商業地の平均価格も28万3000円となり、前年比0・9%の下落。住宅地と商業地は20年の調査ではいずれも上昇していたものの、下落に転じた。その一方、工業地の平均価格は17万3000円で、前年と同じ0・6%の上昇を示した。
県全体では、商業地が9年連続、工業地が8年連続の上昇となったが、住宅地は下落した。県の発表によると、昨年の前半は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて上昇鈍化、または下落傾向となったが、後半では各種経済政策などにより一部に持ち直しの動きが見られたという。
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