25年間にわたり美術展を開いてきた「瀬谷区美術展実行委員会」がこのほど、来年3月に瀬谷区民文化センターあじさいプラザが開館することを受けて、「瀬谷区美術協会」に移行する。これまでの展覧会に加えて、ワークショップなどの年間行事を行い、区内の美術文化の醸成に努める考えだ。
同委員会は、1996年に始まった「瀬谷区美術展」を開くために結成された組織。当初は瀬谷区役所と開催していたものの、99年から主催を担い、区役所は共催という位置づけになっている。
同展は一般から油絵や水彩画など絵画を中心に作品を募り、多い時は出品点数が250点を超えたこともある。これは市内各区の美術展と比べても最大規模という。現在は会員およそ70人が協力しながら、毎年夏に瀬谷センターで同展を開いている。
普及に注力
美術協会への移行は、ギャラリーや音楽多目的室を備える区民文化センターが3月、瀬谷駅南口のライブゲート瀬谷にオープンすることを受けたもの。同委員会ではギャラリーを備えた区民文化センターの設立を行政に代々要望していたという。移行に向けては、画家の宮崎和之さん(=人物風土記に関連記事=)を初代会長として準備が進められており、10月28日に正式に生まれ変わる予定だ。
同協会では引き続き美術展を継続。美術文化の普及のため、年間行事としてスケッチ会やデッサン教室なども来年度から行う。また、区民文化センター開館に合わせた記念行事の開催も目指している。
宮崎さんは「様々な事業を企画して、瀬谷区の美術文化を盛り上げていきたい」と意欲を見せている。会員募集など問い合わせは宮崎さん【携帯電話】070・6646・3977、【メール】daikichirumis@yahoo.co.jp。
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