社会福祉やボランティアで多大な貢献があったとして、瀬谷区の1個人・3団体が厚生労働大臣表彰を受けた。1月23日には瀬谷区役所で表彰式が行われた。
2022年度は民生委員・児童委員の紅林千津子さんと南瀬谷地区民生委員児童委員協議会が社会福祉功労者に、瀬谷区手話サークル杉の会と「明るい社会をつくる」いちょうの会がボランティア功労者に選ばれた。全国社会福祉大会はコロナの影響で出席制限があったため、植木八千代区長が表彰状を伝達することになった。
01年から21年以上にわたり同委員として活動する紅林さん。13年からは相沢地区民児協の会長を、19年からは瀬谷区民児協の会長を務め、地域福祉を推進してきた。式典では「(表彰は)地区の皆さんの功績だと思っています。これからも応援とご協力をお願いいたします」と挨拶した。
南瀬谷地区民児協は04年、第5地区民児協の分割で設立された。高齢者を招き介護予防学習や音楽鑑賞を行う「さくらんぼの会」や、親子が参加できる「子育てお母さんの集い」を開く。藤森慶子会長は「多くの先輩たちが地域住民に寄り添い、顔の見える関係作りを続けてきた賜物です」と感謝の言葉を述べた。
1977年発足の杉の会は聴覚障がい者の情報共有や、働いている人が気軽に集まれる場所作りのために活動しており、手話や障がい理解の向上に貢献してきた。「活動を続ける大切さ。そして、続けさせてくれた区役所や瀬谷区社会福祉協議会を始めとする区民の皆さまのおかげです」と小川壽一会長は話した。
78年の設立から募金や地域美化、青少年の健全育成に取り組んできたいちょうの会。アフリカに毛布を送る運動も展開してきた。松尾高明会長は表彰について「会員一同、身に余る光栄です」と受け止めるとともに、「近年はコロナの影響を受けていますが、今後はより一層精進していきたい」と意気込んだ。
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