保険商品などを販売する富国生命保険相互会社横浜支社と、同支社に勤務する多田成男さん(43)が特殊詐欺を未然に防いだとして、4月25日に瀬谷警察署(佐藤良一署長)から感謝状が贈られた。同署管内でコンビニ店員や銀行員などが防いだケースは多いが、保険会社による阻止事例は珍しいという。
同署によると、4月6日に区内在住の70代女性のもとに、息子を騙る男から「仕事で失敗した。160万円を用意してほしい」と連絡があり、女性は金銭を工面するため、同社のカスタマーセンターに連絡。生命保険を解約したいと伝えた。
カスタマーセンターから連絡を受けた多田さんは、内容を確認するために女性に電話して住宅を訪問。話の内容から詐欺の可能性を疑い、本物の息子に事実確認したことで被害を防いだ。
多田さんは「初めての経験で緊張したが、無事にお客様の財産を守ることが出来てよかった」と話した。
同支社の代表として、感謝状を受け取った内務次長の加藤浩平さん(40)は「社員が詐欺を防ぐことが出来て誇らしい。今回の功績を糧に、今後も社会の役に立っていきたい」と話した。
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