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瀬谷区版 公開:2024年3月14日 エリアトップへ

瀬谷・旭ロータリー 災害避難所の在り方学ぶ 専門家招き合同例会

社会

公開:2024年3月14日

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講演する水谷さん
講演する水谷さん

 奉仕団体「横浜瀬谷ロータリークラブ」(益田裕隆会長)と「横浜旭ロータリークラブ」(田川富男会長)の合同例会が3月6日にローズホテル横浜=中区=で開催。避難所の専門家・水谷嘉浩さんが、防災先進国と言われるイタリアの発災後の初動や避難所などについて解説した。

 (一社)避難所・避難生活学会の常任理事を務めている水谷さん。講演冒頭では日本における平成30年間の災害関連死が約5000人に上っていた点や、劣悪な避難所環境がその要因の一つになっている点を取り上げた。

 イタリアの避難所については「TKB48」と紹介。国内各地に巨大な備蓄倉庫があるため、トイレ・シャワー、キッチン・食堂、ベッド・生活空間が発災後48時間以内に揃う体制になっていることを説明した。キッチンカーによる食事も研修を受けた調理師が1食あたり1134円というコストで作っており、「食事が被災者を元気にする」などと話した。また、大きな特徴として「たった一人の犠牲者も出さない」という決意のもと国家機関である市民保護局が組織され、避難所の各種設備が統一されているとして、「日本でも自治体間の支援体制を標準化し、TKBを導入しなければなりません」と強調した。

 旭ロータリークラブの災害対策委員会の五十嵐正さんは「イタリアの災害関連死ゼロの取り組みを日本も取り入れていく必要があると感じた」と振り返った。

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