3月11日に東日本を襲った大地震で、瀬谷区内に設置されている市の震度計では最大で震度5強を観測した。横浜市内各所では地震発生直後から停電になるなど混乱が起きたが、瀬谷区内では11日夜9時までに卸本町と北町の約100世帯が停電になったのみ。水道・ガスにも影響はなく、大きな混乱は見られなかった。警察と消防でも、地震に関わる被害の報告・出動はなかったという。
地震発生を受け、区内の小学校では集団下校を行うなど対応した。帰宅困難者のために区内では瀬谷センターと瀬谷公会堂を開放し、4人が公会堂で朝まで過ごした。区内保育施設では夜通し預かりを実施、翌朝7時半には全員帰宅したという。同日、相模湾に大津波警報が出たが、区内の境川流域への避難勧告などは出されなかった。区内スーパーや商店ではエレベーターが停止、陳列していた商品が床に落下していた。
区内でも地盤が低いという三ツ境駅南口の中央通り商店街の石垣徳知さんは「建物が大きく横触れしていた」と話す。同商店街内の寝具店では店舗のガラスに大きくひびが入り割れるなどの被害があった。他の店舗でも床のタイルが浮き上がる、外壁のコンクリートにひびが入るなどの被害が見られた。同商店街の別の商店主は、「いざ地震が起きると、どこに行っていいのか、何をしていいのか分からなかった」と話した。
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