長屋門公園(阿久和東)で、「ハンゲショウ」の葉が白く色付き始めた。
ハンゲショウとは、ドクダミ科の多年草。6月末から7月にかけて、緑の葉が先端の一部を残してだんだんと白く染まっていく。
長屋門公園では、ハンゲショウが母屋の裏に群生しており、7月中旬頃まで白く化粧をしたようなハンゲショウを見ることができる。
ハンゲショウの名前の由来は、二十四節気をさらに3つの期間に分けた七十二候の一つ、「半夏生(はんげしょう)」(毎年7月2日頃)に花が咲くことから名付けられたとされている。葉の一部が白くなって化粧をしているようになることから、「半化粧(ハンゲショウ)」や「片白草(カタシログサ)」とも呼ばれている。
低湿地に群生し、本州から沖縄、東アジアに分布するが、日本では減少傾向にあり、東北や北陸、山陰のほか、東京、埼玉、群馬などで絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている。
最高気温30度を超えた6月下旬、緑に囲まれた同園には涼しい風が吹き、買い物帰りや散歩する近隣住民が束の間の涼を楽しんでいた。
同園では四季折々の草花が植えられており、今の時期は毎年公園内の各所にあるアジサイが見ごろを迎えるが、同園によると「今年はアジサイの花があまり咲かない。株に付く花自体が例年より少ないようだ」と話している。
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