竹村町で193年続く味噌糀店の川口糀店で10月25日、米味噌の仕込みが始まった。仕込みは毎年10月から始まり、4月頃まで行われる。糀作りに使用された米は中屋敷の石井育人さんの米、「さとじまん」(2010年)。この時期、瀬谷産の米で作る糀は約160kg。約130kgを米味噌用、残りを塩糀用に使用する。春に仕込む「春糀」でも瀬谷産の米を使った味噌を作る予定だ。
この日は蒸かした米に糀菌を混ぜ合わせる種付けを行った。この後、塩と大豆を混ぜ、徹底した温度管理のもと専用の室で寝かせ、来年7月頃には400kgの米味噌が完成する予定だ。合わせて作った塩糀はJA横浜瀬谷農産物直売所ハマッ子で販売中だ。
同店9代目の川口恭さんは「瀬谷産の米を使った糀は、地元の農産物の応援の意味を込めて作らせてもらっている。瀬谷の農業を若者が継いでいけるようになれば」と話した。
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