横浜市消防局の調べによると、今年の11月30日までで瀬谷区内の火災件数が37件、そのうち放火が16件あることがわかった。
瀬谷消防署では現在、放火火災への警戒を呼びかけている。放火火災の主なものに公園の草木が燃やされた事例や、掲示板の掲示物を燃やされるなど、いたずらと思われる放火が大部分を占める。しかし中には家の敷地内に侵入し、まとめて置いてあるダンボールや新聞紙に火を付け、壁面や雨戸、ドアが焼損する悪質な被害も報告されている。
また近隣の泉区と戸塚区では11月12日と17日に連続放火と見られる火災が3件ずつ発生。火を付けられたのはいずれも自動車やバイクをカバーするボディーシートだった。瀬谷消防署担当者によると「一昨年のように自動販売機に対する放火は激減したが、ボディーシートへの放火が増えた。防炎性ではない製品は燃え広がりやすいので注意が必要」と呼びかけた。
空気の乾燥する時期を迎え、瀬谷消防署担当者は「家の周りに燃えやすいものを置かないなど、基本的な放火をさせない環境づくりが大事」とし、「昨年は年末に連続して放火が起きているので、火の元や家の周りに気を配ってほしい」と話した。
瀬谷区では12月20日(火)から瀬谷消防署と瀬谷消防団が区内の見回りを強化し、警戒を強める予定だ。
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